ささやかな呼吸

新卒でSIerに入った若者が日々の愚痴を垂れ流します。

同期の中で最速の転職を試みているが自分を信じたい

シーズン2

新卒SIerがWebへ転職するまでの軌跡【Part2】

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SESのやばい所について、入社して間もない私が指摘したいと思う。

 

 

① エクセルのドキュメントが多い

 

事前にネットなどで聞いてはいたが想像以上に多かった。1つ1つのドキュメントの仕事だから作った感が凄い。Windowsのバージョンが古く、PCの性能も悪い。そして、共有のファイルサーバーがとても重い(笑)

 

テクノロジーとは程遠い。

 

 

② 上司が誰だか分からない

 

自分の上司が誰だか分からない。現場指導員なのか、PMなのか、事業部長なのか、新人部門の部長なのかとにかく誰が上司から分からない。

 

あと、現場に出ている4年目以上の役職無しの先輩の名前も顔も数も存在も分からない。忙しくて部会にすら来ないし。

 

 

③ 職場のモチベーションが低い

 

職場のモチベーションがひたすら低い。淡々とエクセルでドキュメントを修正して、たまにターミナルからコマンドを叩くくらい。何やってんのか分からないけど、生産性は無さそう。お金貰ってるから良いけど、仕事に対しての熱量や誇りとなさそう。

 

上の人から学ぶことも無さそう。

 

 

④ エネルギーの使い所が違う

 

プロジェクトごとにチームが変わるから、毎回メンバーも変わる。初めのぎこちない人間関係の期間を毎回経験するのだ。この期間は、仕事以外の面でどっと疲れる。意識しないと気付かないが、これが一番キツい。

 

帰って勉強するモチベーションが奪われる、アルコールに逃げてしまう。

 

⑤ SESの現場では、郷に入れば郷に従え。新しい技術の話はタブーである。

 

プライムベンダーではないから、やりたい仕事ではなく降ってきた仕事をやるのは分かる。でも、あまりにもやってることが古過ぎる。化石みたい。新人の立場で、新しい技術を導入しろとは言わないが最近のモダンな技術の話くらいしたかった。SEになる奴は技術に興味がないのだ。できる奴はみんなwebに居る。

 

自分が成りたかったのはエンジニアではなく、IT技術を駆使したアートなのだったのかも知れない。

 

 

⑥ たまに本社に帰社した時の温度差が凄い

 

月初や月末に社内のイベントや会合があるのだが、本社近くやプロジェクトルームに配属された人達との温度差がヤバい。ひたすらドライな関係を求められる現場から、急に馴れ合いを求めらると温度差に身体が拒否反応を示してしまう。

 

終日帰社は給料が貰えるのだが、いつもの2倍ドット疲れてしまう。普通に仕事をしていた方がマシなのである。

 

 

⑦ マネジメントに転向した上層部の取り組みやイベントに吐き気がする

 

ただただ、キモい。元エンジニアらしいが全く魅力を感じない。この会社に入ってから自分を感化させてくれたのは、研修時の外部のITコンサルだけだった。人をまとめる、マネイジメントする為に何かしら取り組みをしたいのだろうけど、PMなどの直属の上司たちを置いて若手のみ客先からわざわざ帰社して、下らない義務教育レベルの話を聞かされる。それに対して皆、愛想笑いを浮かべ場の雰囲気を良くしようとする。

 

ITエンジニアなったのはこういった無駄な生産性のない感情労働から解放される為ではないのか?

 

自分は上に従ったりするのが嫌いな訳では無い。ただカリスマ性や圧倒的な実力を兼ね備えている人の下で働きたい。多少のパワハラや暴力は気にしない。ただただ強いエンジニアの下で働きたい。

 

 

⑧ 若手が頑張っている社内の勉強会の意味が無い

 

若い人たちは危機感を持っている為、最新の技術をキャッチアップしたりして、クソ忙しい中準備をして社内で勉強会を開いている。本当に尊敬する。

 

しかし、ITにおける勉強会は参加者のレベルによって話せる内容が変わり過ぎるので、結局導入や概要部分の説明で終わり実践的で身になるような内容まではできないのだ。

 

いわゆるごっこで終わる。もちろん、主催者は人前で話す技術が上がるし、人事からの評価も上がるから良いのだが、参加する側からしたら正直人間関係が良くなる以外メリットはほぼ無い。

 

あと、業後に本社でやる為体力的にしんどい。

 

 

さいごに

 

入社前は最低2年は我慢することを決めたいたが、このままSESに染まっていくのが怖いので、使用期間の半年を越えたら転職活動を始めようと思う。SEとwebではスキルの方向性が違う為、実務経験が直で役に立つか疑問になってきた。

 

それならば、一年以内に辞めて、第二新卒みたいな感じでリスタートを切るのも遠回りのようで近道なのでは無いとか最近は思っている。

 

とりあえずは、アウトプットとポートフォリオ繰り返すことである。

 

言葉より行動。これが全てなのである。